動物の意外性

マサイ族がライオンを狩る





アフリカの原住民であるマサイ族はライオンを狩ることで
知られています。

槍や盾などで武装して、ときには馬に乗ってライオンに
立ち向かいます。

特にオスのライオンを見つけ出すと、狩人たちがライオンの
周りを取り囲んで、一人づつ、ライオンに徐々に近づいて
行きます。

狩人は、槍でライオンを突いたり、投げつけたりします。

ときにして、ライオンが1人の狩人に襲いかかり、負傷を
負わせたりします。

しかし、他の狩人たちが、すかさず、ライオンに攻撃を
しかけるため、襲われた1人の狩人が致命的になることは
ほとんどありません。

しかし、ときには狩人がライオンに殺されることもあります。





マサイ族がライオンを狩るのは、自分たちの勇気を試すため
だけではなく、家畜がライオンに襲われたときの報復のため
でもあります。

マサイ族の使っている槍は、刃先の幅は狭いが、長さは90cm
もあります。

この槍は投げつけると、かなり遠くまで飛び、ライオンに
当たれば、貫通します。

しかし、アフリカ原住民のライオン狩りの成功率もそれほど
高いわけではありません。

ある原住民は、ライオンを取り囲んで、槍と30丁も銃を使って
ライオンを攻撃しました。

銃での射撃後は、周りは噴煙で立ち込めて視界をさえぎって
いました。

そして、そこには、十数人もの原住民の死体があったのです。
ライオンの周りを1周して取り囲んだ状態で、発泡したため
他の人に銃弾があたるのは当然のことでしょう。

これだけの犠牲を払いながらも、ライオンは無傷の状態で
逃走してしまったのです。

原住民たちにとっては、さぞ悔しかったでしょう。

最近では、原住民のライオン狩りも大幅に減少しました。




ライオンを狩る目的は自分たちの勇気を試すためだったのですが、
ライオンも少なくなり、このような儀式も必要なくなったようです。

とはいえ、このライオン狩りが全くなくなったわけではありません。
最近でも、メスライオンが槍で殺されている報告があります。

その近くに、マサイ族の家畜も見あたらなかったため、家畜被害への
報復のためではなく、単なる若者の勇士の証しのための儀式であったと
思われます。

マサイの長老の多くは、この儀式に対して、もはや反対しているとも
言われています。

最近では、ライオンの数が減ってきたため、保護活動として、ライオン狩り
を禁止することになっているようです。







マサイ族の習慣






マサイ族はケニア南部からタンザニア北部にかけて
住んでいる先住民です。

マサイ族は、温和な民族に思いがちですが、彼らは
アフリカ最強の戦闘民族と言われています。

そのため、見かけとはことなり、血の気が多い気質の
ようです。

マサイ族には、ライオン狩りという過酷な試練があります。
これは、15歳の男子が受けなくてはならない儀式です。

ライオンと戦って勝てなければ成人としては認めらなくて、
しかも結婚すらもできないそうです。

しかし、これは過去のことであり、現在はライオン狩りは
禁止されているようです。

マサイ族の家は、昔ながらの原始的な住居ではあるが、
日常で必要なものは揃っているようです。

現在のマサイ族のほとんどが、携帯電話を持っているのは
驚きです。

広大なアフリカの大地で、マサイ族が木陰で携帯電話で
話し合っている姿なんて通常は想像がつきません。

また、普段は民族衣装を着ておらずに、ジーパンに
Tシャツのような一般の若者の格好をしています。

現在のマサイ族は、昔ながらの習慣に固執することはなく、
時代の流れを受け入れていく様子が見受けられます。







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