ネズミの習性
ネズミが物をかじるのには理由がある
あります。
生きている間は、前歯がどんどん伸びていくとしたら、
ネズミ自身にとっては厄介なことです。
だから、ネズミは、しょっちゅう何か硬いものをかじって
前歯をすり減らすことに励んでいるのです。
人間にとっては、ネズミに物をかじられるのは迷惑なことです。
このように、ネズミによる被害は食べ物だけではないのです。
ネズミは、鋭い歯を持っていて、家の柱や壁をかじることが
時々あります。
ネズミの鋭い歯で電線ケーブルやガス管を噛み切ったりすると
停電や火災の被害にもつながります。
しかし、ネズミにとってはそんなことを知るはずもなく
かじることは必死の行動なのです。
だから、もしも、ネズミが硬いものをかじるのをやめてしまうと、
前歯がどんどん長く伸びてきてしまいます。
前歯が長くなれば、口がふさがれてしまいます。
そうなれば、物を食べることができなくなり、最後には
餓死してしまう運命になるのです。
ネズミは雑食性で何でも食べる
日本の民家には、クマネズミ、ドブネズミ、ハツカネズミ
の3種類が存在します。
ねずみは雑食性であり、人間の食べるものはなんでも食べます。
ゴキブリのような昆虫を捕らえて食べることもあります。
クマネズミは、穀物や果実、植物の葉や茎、昆虫、などを
好んで食べます。
ドブネズミは、肉類や魚介類などが好きなようです。
ハツカネズミは、穀物類や種子とか、草や花と、他には
小さめの昆虫などを食べます。
ネズミは体が小さいわりには、大食であり、1日に
3分の1ほどの量を食べているのです。
反対に、ネズミは飢えに対して弱いため、ドブネズミでは
3日間以上の絶食に絶えることはできません。
また、ハツカネズミの場合は、わづか1日の絶食に
耐えるのがやっとです。
ネズミの繁殖は1年中絶えることがないために、数が
どんどんと増えていきます。
ネズミの中でもハツカネズミは特に繁殖が盛んです。
ハツカネズミ名前の通り、妊娠期間がわづか20日ほど
しかなく、短期間で子供が生まれてきます。
ネズミの行動
います。
だから、ネズミは人家などに住みつくのです。人家なら
エサも豊富にあります。
人家にある紙や布などを集めてきて巣作りをします。
巣作りの場所は、屋根裏、壁の内側、冷蔵庫の裏側、
食器棚の後ろ側などと様々です。
ネズミは夜行性の動物であり、昼間の明るいうちはあまり
動き回るようなことはありません。
だから、夕方以降と明け方前には、食べ物をそのまま
放置しておかない方がよいでしょう。
夜中に屋根裏でバタバタと走る音が聞こえたら、これは
クマネズミである確率が高くなります。
昼間に屋根裏で音がしたら、これは、アライグマや
ハクビシなどの可能性が高くなります。
ネズミが家の中を動き回る特徴としては、部屋の隅に沿って
移動することです。
部屋の真ん中あたりを横切るようなことはしないため、
もしも捕獲器などを設置する場合は、壁側に置くのが
有効になります。
ネズミは、超音波でコミュニケーションを取ることが
できるようです。
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