大腸内視鏡検査の始めから終わりまで
この検査を受ける方は参考になると思います。
内視鏡は胃の検査の場合は口から、また大腸の検査の
場合は、肛門から挿入されます。
内視鏡により、体の内部を直接のぞくことができるため、
大腸がんや食道がん、胃がんのような病気に使われて
います。
現在における内視鏡は、ハイビジョンシステムが
取り入れられているため、体の内部の様子をはっきり
知ることができます。
大腸内視鏡検査は、朝から始めて夕方近くまで、丸1日
かかります。
検査当日の朝1番に、まづは、検査をしやすくするため、
体内の食べ物の残留物をほぼ完全に便として排出するため
大量の液体を何度も分けて強制的に飲まされます。
その後は、何度もトイレに入って、体内に溜まっている便を
できる限り排出します。
ここまでの行動で、午前中いっぱいが費やされます。
便を排出直後の便器の様子を、監察の人が覗き込んで
これ以上は便が出ないだろうかを判断します。
これは、腸内に便の残留物が残っていると、内視鏡による
正確な検査ができないからです。
肛門から内視鏡を挿入する前に、まづは、二酸化炭素または
空気を肛門から大腸内の患部へと送り込みます。
このガスによって大腸内を膨らませて、検査がしやすいように
します。
そして、カメラの付いたチューブが肛門から挿入されていき、
大腸から小腸を通過して、さらには胃袋にまで到達します。
「内臓の病気」カテゴリーの関連記事