宇宙で一番大きな恒星

現在観測されている恒星の中で一番大きなのは
はくちょう座V1489星で、その直径は太陽の1650倍
もあります。
地球から5250光年離れた位置にある赤色超巨星であり、
はくちょう座V1489星の直径は約23億kmもあります。
この大きさは、太陽を中心として木星軌道を呑み込むほど
のものです。
スペクトル線による分析から観測した結果では
はくちょう座V1489星が放出した星間物質は、
酸素が多く含まれています。
他には、水、硫化水素、一酸化炭素、シアン化水素のような
ものも含まれています。
V1489星は大きいわりには、質量は小さくて、太陽の
30倍ほどしかないのも奇妙です。
V1489星の重力は地球の2900分の1しかないのです。
光度は、太陽の27万倍もあります。
V1489星のような赤色超巨星は、恒星核だけで構成されていて
ほとんどすべては真空と言ってよいほど薄いものです。
重力がひじょうに小さいために、年間で1兆トン以上の
物質が放出されているのです。
これは、太陽質量の0.02%に相当するものです。
この宇宙空間に放り出される物質からなる恒星風の速度は
23km/sの低速です。
もしも、V1489星が超新星爆発を起こしたら、ガンマ線が
放射されることから、危険な状態にもなります。
恒星が超新星を起こして、しかも、恒星から数光年から
数十光年以内の距離にあれば、生命が死滅する恐れも
あります。
ただし、V1489星は、数百光年から数千光年離れた場所
に位置しているため、地球上へのガンマ線の影響は、ほとんど
ありません。
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